プログラムについて

ふるさとCo-LEADとは

 ふるさとCo-LEADは、高度デジタル人材と地域中小企業が、デジタル技術を活用した新たなビジネスモデル案の作成を協働で行うプログラムです。参加者は、地域のフィールドワークツアーや地域中小企業とのディスカッションを通じて地域課題やビジネスへの理解を深めつつ、課題解決に向けたビジネスモデル案を作成します。
 また、高度デジタル人材には、ふるさとCo-LEADの取り組みを通じて地域の理解者・ファンになってもらい、事業終了後も様々な形で地域の発展に関わってほしいと考えています。

令和3年度の情報はこちら

実施事項

1. ミートアップ(オンライン開催)
 フィールドワークツアーを開催する地方版IoT推進ラボ3拠点(北海道釧路市・栃木県・石川県加賀市)がそれぞれに開催するミートアップイベントに参加します。 ラボからは、地域の魅力や地域産業の課題、デジタル化に意欲的な地域中小企業の紹介、そしてフィールドワークツアーのコンテンツが提示されますので、ラボと直接会話し、地域・課題への理解やソリューションアイディアを深めてください。
※令和4年度の開催情報につきましては、追って更新いたします予定です。
(開催日時)
※各地域により異なるため、各地域のHPをご参照ください。

(プログラム内容)※イメージ
  • 経済産業省からの挨拶
  • 本事業についての趣旨・概要説明
  • 各実施地域による地域についてのプレゼンテーション(15分×3地域)
  • ブレイクアウトセッション(30分×3回+休憩10分)
  • ラップアップ、事務連絡
2. フィールドワークツアー(2泊3日程度)
 フィールドワークツアーは原則として現地で実施します。(新型コロナウイルスの感染状況によりオンライン実施の可能性もあります。)ツアーでは、地域中小企業の現場視察、意見交換などを行い、現状を把握します。
 その後、ご自身のスキルを踏まえて課題設定を行い、解決に向けたアイディアや実施計画を地域中小企業に対して提案します。その内容を踏まえて地域中小企業とのマッチングを行います。
3. ビジネスモデル案の作成
 マッチングした地域中小企業とともに、デジタル技術を活用した新たなビジネスモデル案の作成を行います。必要に応じて、デジタル分野以外の専門家(例えば地域中小企業経営に関する専門家)に支援を要請することも可能です。
※地域中小企業と協働する際には、秘密保持契約をはじめとした、権利関係を明確にするための契約を交わしていただきます。
4. 中間報告会(オンライン開催)
 作成中のビジネスモデル案を報告し、専門家からフィードバックを受けます。
5. 最終報告会(オンライン開催)
 作成したビジネスモデルの最終案を発表し、参加者全員と成果を共有します。

事業の全体像

本事業について

 ふるさとCo-LEADは、主役である高度デジタル人材と地域中小企業が、地方版IoT推進ラボからの伴走支援を受けながらビジネスモデル案を作成するプログラムとなっています。

事業全体像

[募集団体]

高度デジタル人材 人材募集 → 人材選定(各地域5名程度)
地方版 IoT 推進ラボ 拠点募集 → 拠点選定(3拠点)
地域中小企業 地域中小企業募集(地方版IoT推進ラボが実施)

[事業内イベント]

ビジネスプラン・ビジネスプロセスの棚卸 (地域中小企業が担当)
ミートアップイベント(マッチング) 地域コミュニティとの関係性構築
フィールドワークツアー(地域中小企業とのマッチング) 地域中小企業の課題の設定段階から参画し自身のスキルから提案可能なソリューションを提示
ビジネスモデル案の作成
中間報告会
最終報告会

令和3年度の様子

令和3年度は、三重県桑名市、北海道北見市、沖縄県を舞台に16名の高度デジタル人材を派遣し、地域中小企業と協働して、地域発展に貢献しました。

令和2年度の様子

令和2年度は、LCB (L-Creator’s Bridge) 事業として、北海道札幌市と新潟県長岡市を舞台に11名の高度デジタル人材を派遣し、地域中小企業と協働してプロトタイプの制作を行いました。

北海道札幌市

”交通・モビリティ”というテーマで札幌市、南幌町、千歳市から地域課題のインプットを受け、地域中小企業と協働しながら、「馬車のライドシェアサービス」、「南幌町の実世界連動プラットフォーム」、「バス利用自動予約システム」のプロトタイプを制作しました。

新潟県長岡市

“適正な見積もりの算定”、“後進の育成のための技能・技術の見える化”をテーマに地域中小企業と協働し、「ウェアラブルデバイスとAIによる伝統技術見える化」、「生産工程シミュレーションエンジン」のプロトタイプを制作しました。