令和3年度実施地域

プログラムは三重県桑名市、北海道北見市、沖縄県の3地域を実証フィールドとして実施します。

地域ごとに異なる特長があり、プログラムで得られる経験や取り扱う地域課題は様々です。参加いただく地域は、ミートアップイベントで地域の担当者や企業の方と話して決めたり、出身地や所縁のある地域を選んだりと皆さんの関心を踏まえて調整します。

日本の本物を満喫するコンパクトシティ 桑名

日本の本物が体験できるまち
市HP「本物力こそ、桑名力。」より
http://www.city.kuwana.lg.jp/travel/index.html

桑名市力本物力こそ、桑名力。力

快適な暮らしを次世代にも誇れるまち 市公式HPより
http://www.city.kuwana.lg.jp/index.cfm/1,html

三重県 桑名市 くわなIoT推進ラボ

【桑名市の特徴】

桑名市は山と川と海に囲まれた自然と歴史・伝統・文化にあふれるまちで、水陸交通の要衝として発展してきた歴史を持ちます。
現代においても日本の中心に位置しており(名古屋から電車で20分)、東西を結ぶ結節点としてその機能が強化されています。
先端技術を導入した輸送機器・産業機械や名古屋圏ならではの企業集積に加え、鋳物産業といった伝統産業もあり、ものづくりが盛んな地域です。

【地域の課題とプログラムへの期待】

桑名市は、3月24日に「ゼロカーボンシティ宣言」を発出し、DX・IoT・AIなどのデジタル技術を活用して、2050年ゼロカーボンシティの実現を目指していますが、グリーン化推進のために必要とされる、デジタル化へ対応できる人材の不足が顕在化しています。
フィールドワークツアーでは、高度デジタル人材の方々が、桑名市を実証実験のフィールドとして、知識やスキル、アイデアを発揮できるように支援体制を整えるとともに、その能力を伸ばしていただけるよう環境整備を図ります。
特に、「個別企業の課題解決」「地域の魅力発信強化」「グリーン化」の分野において、デジタルを活用した新たなビジネスモデル作成に期待しています。

【プログラム独自の体験価値】

桑名市ではプログラムの実施にあたり、商工業・農業・環境・福祉・教育・防災などあらゆる社会課題についてデジタルを活用した解決・改善策の受け入れ体制を整えており、以下の領域では積極的な協力を予定しています。

  • 市有データ使い放題(個人特定が可能なものは除く)
  • 地場産業の工場にセンサーを置き放題、故障予測モデル作成
  • コミュニティバス乗り放題
  • 害獣駆除に関してのセンシング、IoT ソリューション
  • 用水路・農地・農機などに対するIoT ソリューション

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夕暮れの街並みと仁頃山

北海道北見市「食&観光」ガイド オフィシャルWEBサイト
https://kitami-mylove.jp/photo_library/496.html

北見の観光情報

アルゴグラフィックス北見カーリングホール
(一般社団法人 北見市観光協会HPより)
http://kitamikanko.jp/kanko/sports/sports15.html

北海道 北見市 北見市IoT推進ラボ

【北見市の特徴】

北見市は、北海道の東部に位置しており、総面積142,741ha(東京都の65%に相当)は、道内で最も広大な面積であるほか、オホーツク圏最大の人口約12万人を擁する中核都市です。
近年ではIT企業の集積を目指し、平成27年度に総務省の「ふるさとテレワーク実証事業」を実施したほか、平成28年度には中心商店街に「サテライトオフィス北見」を整備するなど、テレワーク環境のPRや地元ICT人材の育成などに取り組んできました。
現在では首都圏に本社を構える複数のIT企業がサテライトオフィスを開設し、北見工業大学と共同研究を実施するなど、ICTを活用した取組が盛んに行われています。

【地域の課題とプログラムへの期待】

北見市は第1次産業が基幹産業であり、産出額が高水準で維持されている一方、就業人口が年々減少しているため、GPSや産業用ロボット等の工学的支援へのニーズが高まっています。また、厳しい自然環境から生活インフラの効率的な維持管理などが課題となっています。
フィールドワークツアーでは、地域特性を活かした事業を行っている地元中小企業への視察訪問を通じて、ICTの活用による地域課題の解決に向けたマッチング支援を行います。
特に、「産学官連携による新分野での産業化」、「第一次産業の業務効率化」、「実証フィールドの活用による人材集積」の分野において、高度デジタル人材の方々との連携を期待しています。

【プログラム独自の体験価値】

北見市ではプログラムの実施にあたり、北見市IoT推進ラボの参画団体である首都圏のIT企業、北見工業大学、公設試験研究機関、地元企業などが連携したサポート体制を整えており、以下の領域において積極的な協力を予定しています。

  • カーリングホールやスキー場など冬季スポーツ施設の提供
  • 北見工業大学が持つ研究シーズとのマッチング
  • 地域経済を牽引する地元中小企業とのマッチング

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那覇港に入港するクルーズ船

那覇港に入港するクルーズ船
http://okiships.co.jp/

国営沖縄記念公園(海洋博公園)・エメラルドビーチ

国営沖縄記念公園(海洋博公園)・エメラルドビーチ
https://www.okinawastory.jp/spot/1111

沖縄県 沖縄県IoT推進ラボ

【沖縄県の特徴】

沖縄県は、東シナ海と太平洋に囲まれ、東西約1,000km、南北約400kmに及び、広大な海域に点在する160の島々から構成されております。また、アジアにとても近く、空路4時間圏内に国内外の主要都市が多くあり、日本に1.2億人、中国に13.9億人、ASEANに6.4億人と、人口約20億人という巨大マーケットの中心に位置しております。また亜熱帯気候に属していることから、年間を通じ温暖な気候で、豊かな自然や独特な歴史文化に恵まれた地域です。
国内有数の観光リゾート地として毎年国内外から多くの観光客が訪れるなど観光業が盛んであり、近年は情報通信関連業が第2のリーディング産業として成長しております。

【地域の課題とプログラムへの期待】

新型コロナウイルス感染症の世界的流行で国内外の移動が制限されたことにより観光客が大幅に減少し、宿泊施設や小売店の他、インバウンドの誘客に貢献してきた大型クルーズ船舶会社等、観光関連事業者は大きなダメージを受けております。
本プログラムでは、各事業者がポストコロナを見据え、デジタルを活用した業務の効率化や新たなビジネスモデルの検討などが図られるよう、観光関連産業のさらなる活性化とDXの促進に向けた支援を期待しております。

【プログラム独自の体験価値】

沖縄県ではプログラムの実施にあたり、沖縄県IoT推進ラボの参画団体であるISCO(一般財団法人 沖縄ITイノベーション戦略センター)が、県内各支援機関や団体、地域企業とのマッチングや人的ネットワークの構築に向けた協力を予定しております。

沖縄県内で実施される下記イベントにも御参加下さい。

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